上海問屋のプロジェクターを買ってみる
出会いはTwitterで。
出会い系ではないし、彼女ができたわけではない。プロジェクターとの出会いである。ドスパラ秋葉原店のツイートが心をわしづかみにしたでのであった。
— MAHIRON (@mahironarduino) July 13, 2019
アプリからのログインで送料無料という特典にも惹かれ、合わせてHDMIケーブルも買ってしまった。
プロジェクター2680円、HDMIケーブル561円、合計3241円である。
きた
長年倉庫に保管されていたのか、封がセロハンテープで何重にもされていた。ちょっと汚い気がする。あと、想像より大きい。
なんとこの価格帯でリモコン付きであった。そのほかに、全部英語表記の取扱説明書、12V-5A出力の大きなACアダプター、映像音声ケーブル、レンズキャップが付属していた。
全体的にプラスチックの筐体であるため、もちろん安っぽさは否めない。しかし、おもちゃという感じはなく、これで3000円の質感はなかなかのものである。3000円とはいえ2680円だから2500円と書いたほうがいいのか。でも、2680円はクーポン使ってるからなぁ。本当は税込みで2980円である。
左から、レンズ、ピント調整ダイヤル、操作ボタンである。
このピント調整ダイヤルであるが、非常に回しづらい。なんとも滑りが悪いのである。
画像の手前のダイヤルがピント調整ダイヤルで、奥が角度というか上下の調整である。仮にプロジェクターを斜め上に向くように置いてしまった場合でも、奥の角度調整ダイヤルで平行に映すように調整できる。
左から、DCジャック、音声出力、AV入力、リモコン受信部、USBポート×2、その上にSDカードスロット、その隣にHDMIである。
そう、パソコンを用いなくてもUSBメモリとSDカード単体でデータを映すことができる仕様である。
ちなみに、スピーカーも搭載しており、USB端子とHDMI端子の間の下にその形が見える。音質はまぁ察してほしい。ただ、プロジェクター本体の音量を80以上(0~100で選べる)にしなければ音割れは発生しなかった。80以上にしたとたんいきなり音割れしたので驚いたのである。
ONした瞬間、「1280×720」と表示された。これが映せる最高画質のようである。なお、説明書には「Native Resolution 1920×1080」とあったので、おそらく入力はフルHDに対応しているものの出力はHDまでの対応ということであろう。Amazonでよくある中華のプロジェクターと同じ仕様であるがこれでも3000円である。大いに許容できる。
電源ONと同時に排熱のファンが稼働を始めた。この音が少し大きい。まぁこの価格である。しょうがない。
YouTubeに動画をアップしたので参照あれ。なお、ファン稼働から電源オフまでの動作である。
普通のプロジェクターでもファン音はするし、気にすることが間違いな気もする。
排熱はそうでもなく、排気口に手をかざしてみても熱風が出ていると感じるほどではない。まだ温風である。
あいにくスクリーンをまだ買っていないのでこんな環境でしか映せないのが残念であるが、まぁ、映り具合と言ったらこんな感じである。よく頑張っているんじゃないかな。この値段で。この映りは。
最大の弱点を教えよう
これは使ってみないとわからないことであるので、ぜひとも共有したい。
それぞれ画面の上端と下端に注目してほしい。
上向き補正したときは上端が、下向き補正したときは下端が見事にぼやけて歪んで滲んでしまっている。
これは致命的である。角度の補正をしたときはどちらかが見るに堪えない映りになってしまうのである。
そのため、角度補正機能はついているもののそれを使用することなく、スクリーンに対して垂直に投影して使用することが望まれる。
最後に仕様一覧を載せておく。
総評
3000円で送料無料でこの品質ならお買い得である。プロジェクターはピンキリであるものの普通に買うなら5万円だの10万円だの普通に買えるものではない。
お試しでもいいし、趣味程度、映ればいいや程度なら全然アリである。
おことわり
この記事は、2019年7月14日10:50現在の情報です。記載内容に関しまして利用者に不利益な事態が発生しても当方は一切の責任を負いかねます。