JNHショップオリジナルブランドのmicroSDカードについて
JNHショップオリジナルブランドのmicroSDカードについて
前置き
偽物のSDカードがよくある中、JNHショップからオリジナルブランドのSDカードが販売された。Amazon.co.jpだけでなく、Yahooショッピングでも販売されているのを確認できた。
このJNHショップについては、自分でいろいろ調べていただければわかるが、いろいろと問題があった会社である。任天堂に訴えられたとか、容量偽装のSDカードを売っていたとか、そういった情報が蔓延している。しかし、最近ではまっとうな商売をしてきているようで、正規品ばかりを販売するようになってきた。
そこで、オリジナルブランドなんて言うものを出してきたから、また容量偽装品か?と疑いの目を向けて紹介してみる。
Amazon.co.jpでの販売ページ
最初にリンクを貼っておく。
商品ラインナップとしては、すべてmicroSDカードで「32GB」「64GB」「128GB」「256GB」の4種類のようだ。
仕様としては、256GBの場合、「V30対応」で「A1対応」となかなかのスペックである。
しかし、容量によって、スペックに差が出る。以下の表を参考にしてほしい。各商品ページのデータを見てオリジナルで作ってみた。
商品ページの説明には、256GBの場合、以下のような説明がある。
カスタマーレビューによる評価は比較的高く、費用対効果という面では高得点かもしれない。
以下、参考になりそうなレビューを紹介する。
256GBを購入したユーザーのようだが、公称値に近い値が計測できている。また、容量偽装等もなく、れっきとした正規品であることが見える。
このユーザーはスマホのアプリで、SDカードに記録されている製造元のデータを出してみたようだ。こちらも、正常に使用できている様子がうかがえる。
ひとつ前と同じユーザーであるが、こちらは64GBのモデルの検証結果のようだ。使用されているチップの製造元が、「128GBではPHISON」、「64GBではPanasonic」と表示されている。Panasonicと表示されるのはあまり聞かないので、少々疑問が残る気もするが正常に使用できているようなので良いのかもしれない。
製造元について、レビューに対する返信の形でメーカーおよび発売元であるであるJNHショップから言及されていた。
「Panasonic、TDK、SONYの一部商品と同じ工場で生産されています」ということは、先ほどのアプリでの表示の「Panasonic」は問題ないのかもしれない。しかし、「PHISON」が無いのが気になる。
しかし、上記三社のようなメーカーと同じ工場で作られているのにこの金額でこの性能を出しているというのはなかなかコストパフォーマンスに優れた製品といえよう。
メーカーも商品ページのほうで言及していた、OSMOPocketとの相性問題による低評価レビューが散見された。もろに相性問題が出てしまった典型的な例といえよう。なぜなら、メーカーからは「GoProでは動作確認済み」との案内が出ているうえ、高評価レビューの中にも使用できたとの投稿があるためである。ただ、先ほどの大手三社と同じ工場で生産されているならば、そのメーカーのSDカードでも同じような相性問題が出るのか見てみたいところである。
OSMOPocketでは使えなかったというレビューがちらほら目立つ。
単純に使えなかったというレビューも少数ではあったが見られた。書き込みエラーというのがいまいちピンとこないが、おそらく速度の問題かもしれない。しかし、128GBでの最大書き込み速度は先ほどの表を参照のとおり、「80MB/s」は出るのでなかなか起こりにくい気もする。
容量偽装の場合、書き込むことはできるものの、読み出しが「データ破損」という形で出てしまうという症状が発生する。しかし、書き込みの時点でエラーが出るというのは容量偽装ではないと考えられるが、いまいちわからない。
2枚セットという販売ページも見つけた。
製造元について
製造元について、以下の画像の通り、SONYとPHISONの関係は分かった。SONY製のmicroSDはPHISONが主力メーカーのようだ。
明日(2019年1月5日)に届く予定なので、またレビューをあげようと思う。
おことわり
記載の情報は、2019年1月5日18時45分現在の情報です。